京つう

日記/くらし/一般  |洛中

新規登録ログインヘルプ


にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 京都情報へ
にほんブログ村  にほんブログ村 料理ブログ まかない料理へ
にほんブログ村

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by 京つう運営事務局 at

2006年09月29日

体験学習

今日うちの店は小さな助っ人が二人来てくれました。音羽小学校の六年生の男子ふたりです。近頃は五年生からキャリア教育というものを始められ、子供の生き方探求に役立てるのだそうです。



私は子供に恵まれなかったので、六年生の男子がどんな感じなのかさっぱり分からず、お話を聞いたときから騒いでいました。バイトの子が、従兄弟の子供がそのくらいの子が居るので任せてくださいというので、彼を担当教官に任命しました。

二人のうち一人は長靴持参で、和太鼓をやっていたり、応援団をしていたので、大きい声を出す事には自信があると言って、やる気十分なのにはビックリしました
魚屋独特のゴム前掛けは、どうやっても大きすぎて、結局もっと軽くてサイズの合うビニール前掛けを買いに行きました。
前掛けは、魚屋なら必須アイテムですからね。服が濡れると風邪をひきかねないし、もちろん汚れたり、臭いもつきます。何より、お仕事をしていると、自分にも、人にも、よく判るようにです
結構気に入ってくれたのか、昼食に集合するときもその前掛けのままでした。



小学生の集中力というのは、今まで経験のある中学生の体験学習の子供たちよりは、低いであろうと予測して、作業を用意しましたが、お造りの大根のけんを盛ったりお客さんにサービスする氷の袋詰めをしたり、よく頑張ってくれました。
最後のほうはくたびれたのでしょうが、時計をチラチラ眺めながら声を張り上げていました。先日他校の体験学習で声が小さいと苦情があった(???)と聞いて、自分たちは頑張らなくてはと思ったのだそうです。担任の先生にも褒めてもらっていました。

今は二人の小さな前掛けが風に揺れています。皆にきちんと挨拶をして帰ってしまいました。来る前は不安で一杯だったけど、行ってしまうと寂しいですね
短パンだったけど、風邪ひかなかったかな?
  

Posted by tao at 00:29Comments(2)魚屋のいろいろ

2006年09月28日

器あそび

博多の知人が「京都の人は、食器はどんなところで買うの?」と聞きました。「うーん、年に二回のたち吉の赤札市とかぁ、陶器市とかぁ、香典返しとかぁ、あと、店で使うのは数が要るし、よく割るし、百均もアリやねぇ」



けど、ポッと一目惚れというのも、ありますよね。器を見て、どうしても欲しくなる事。最近あった一目惚れは、高校時代の同級生のご主人が作られた器でした。
神崎継春さん、信楽の作家さんやそうです。去年秋の個展に寄せていただいて、耳付きの信楽焼き花器に一目惚れ、胸の高まるまま、信楽まで行ってしまいました。穴窯で焼かれたもの、普通の窯で焼かれたもの、違うものでありながら、なにか一本同じものが通っているように感じました。
昔うちのお祖父さんが愛用されていたのは、金襴手の蓋物とか、伊万里の皿とかですけれど、今の私が惹かれる器は、黄瀬戸や織部です。温かい包み込むような肌、何を盛ろうかと考えてしまう使い勝手の良さが魅力です

去年の秋の信楽行きはうつくしい紅葉で彩られた記憶で、私の心を癒してくれますが「又今度」は、なかなかです。そんな時、高島屋のギャラリーで、神崎継春さんが出展されると聞き、わくわくしています。三日までなので、なんとか行けるかなぁと思っています。



ご案内を戴いてみると「四季の味」で使われているのだそうです。そんなに、すごい人やったンか・・・と思いつつ、あれこれ今日も盛ってみています。
  

Posted by tao at 00:00Comments(0)私の好きなもの

2006年09月25日

いくら丼定食

寒くならないほうがいいことの一つに、生筋子のしょうゆ漬けがあります。本当に寒くなって鮭の繁殖期になると、いくらの皮が固くなってしまうのです。皮が薄い今は、口に入れるとプチッとはじけていきます。年中あるいくらの塩漬けとは風味が違います。柔らかくてジューシーなのです。今のうちにと、よくイクラ丼を楽しんでいます



鮭丼鮭のカマの塩焼き大根と酢の物、鮭じゃないのですが、ぐじのお吸い物です。又、お野菜が少ない。明日はお精進にしましょうか。  

Posted by tao at 23:31Comments(2)今日のお昼ご飯

2006年09月24日

京菓子の名月

お彼岸さんでお墓詣りに行きますと、うちの昔のご先祖様のいらっしゃるお墓は、お水を汲むのがまだ手押しのポンプなので、行く度に楽しくなります。
うちのご先祖様は代々鳥屋六右衛門と名乗っていたので、お墓も鳥六とかいてあります。魚屋なのにどうして鳥なのかと言うと、鳳屋と名乗っていたのを天子様に恐れ多いと変えたのだと聞いています。1700年代の事です。
主人は、彼の岸が近づくからお彼岸さんにはお参りに行くのだといいますけど、それと、お彼岸さんにつきものの、おはぎはどうなっているんでしょう。萩の花の美しい頃だからでしょうか。

「暑さ・寒さも・・・」の言葉通り、朝夕は涼しくなってきました。快い夜風にふかれながら、お月様を探したりします。大覚寺の名月祭に、いつか行ってみたいなぁと思いますが、なかなか叶いません。
お庭からはアーケードで見えないのですが、天窓から見えることがあります電気もつけていないのに、なんや明るいなぁと見上げると、こうこうとお月様が輝いているのです
昔ホテルフジタの屋上で名月の会をされた事がありました。お茶の先生の社中で借切ったのでした。なだらかに続く東山がフジタからはよく見え、そこに上るお月様が美しかった覚えがあります。

そんな名月のお茶会でよく戴いたのが、こんな生菓子です。小芋をお供えすることから、小芋に似せたものは、愛らしくていつも笑ってしまいます。あんまり、そっくりのものより、ざんぐりと風情を出したこういうものの方が私は好きです。



生菓子はどちらも甘楽 花子さんのですが、花子さんでもっとも我が家で好きなのが、こういった上用菓子です。こなしとか、流しもの、きんとん、それぞれに美味しいけど、誰に上げても、上用は違うと言われます



聞いてみたら、皮に山芋がたっぷりと使われているのだそうで、その皮をお好きな方が皮を分厚くしたのンを別注で言われるとか。けど、やっぱり、風味はしっかりとあるのに、研ぎ澄ましたような上品な漉し餡とは、薄い皮のほうがバランスがええように思いますけどね。分厚い皮でしたら、花子さんのでも、粒餡のほうが、合うのと違いますやろか。まあ、お好みですけどね。
  

Posted by tao at 11:03Comments(0)私の好きなもの

2006年09月18日

萩祭り

この三連休、京都駅のコンコースは人で溢れかえっていたそうです。錦も沢山の観光客が来られています。台風が来るのではと言われていましたが、京都は大丈夫だったようですね。

台風一過、涼しくなると思っていたのに、何故か暑い一日でした。梨木さんの萩祭りに行こうと思ったのですが、あまりの暑さに御所を通り抜ける事にしました。暑いけど野球の試合中です。木陰のベンチでちょっと休憩。隣のベンチではお弁当を広げてピクニック?中でした。涼しくなったら、それもいいですね。



梨木さんは、紅萩は少し早い感じでした。今度の秋分の日は上方舞の奉納もあることだし、そのあたりがいいのかもしれません。白萩は盛りのようでした。蝶が名残のように舞っています。



市民俳句大会は十一時半締め切りで、弓馬術礼法の奉納は一時だったのでもう片付け中でした。でも、お茶会はされていたので、入らせていただきました。お茶碗は仁清などの名碗が出されていたようでした。お菓子はあえて、高岡の「萩の露」ふわふわしたマシュマロのようなお菓子です。

梨木さんをぬけるとすぐに廬山寺です。桔梗はまだ少し残っていてくれました。ぼんやりしていたら、団体さんがどやどやと入ってこられたので退散です。お土居があるのはどこやったやろうと思いながらも、今日のところは帰りました。こんなゆっくりした一日は久しぶりです。


  

Posted by tao at 19:36Comments(2)歳時記

2006年09月12日

跡取りのお茶碗



このお茶碗は別に上等のお茶碗ではないのですけど、うっかり割らすと、必ず又このお茶碗を買うのです。そういうおうちは、うちだけやないと思います。
実家も、母は愛媛生まれでしたが、父と弟はこのお茶碗で食べていましたし、錦に嫁げば、やはり主人が食べています。龍が昇るので、出世するとかそういう意味だと聞いたような気がします。

かえって、デパートとかでは売っていません。錦では、棚橋さんという、富小路錦を少し上った(北に行くこと)東側にあるお店で求めます。
ここは、興味深いお店、重宝なお店です。すり鉢の大きいのも神棚のお神酒徳利もここにあります。植木鉢もあります。なんでも、割れたらここに走るのです。
お神酒徳利とか花立とかは、お対で買うものらしく、うちの台所には、お連れさんが新聞紙に巻かれて出番を待っています。昔ながらの暮らしです。いつまで続くものやら、多分私たちが最後やろと思いますけど。
  

Posted by tao at 23:54Comments(0)歳時記

2006年09月07日

ステーキ???

別に「もどき」料理をしようと思っているわけではないんです。売り物にならないものを持ち込まれたら、なんとか、頑張るしかないんです。焼き物に追われながら、何とか構想がまとまったらホッとするし、上手く行ったら有森さんではないけれど「自分で自分をほめてあげたい」ですぅ。



このステーキは、中トロが正体です。お造りで売るには色がイマイチ、というマグロを持ち込まれ、ステーキにしました。お塩だけは張り込んで、店のカルパッチョに使っているグラント・プロパンズのです。中トロなので、お箸で千切れます。

添えているのは、同じくマグロのカルパッチョ海老のグリルアサリのワイン蒸しです。ホント、魚ばっかですね。明日は野菜中心にしないと。  

Posted by tao at 00:09Comments(0)今日のお昼ご飯

2006年09月06日

秋刀魚の煙

麦茶が明日でしまいになって、今度は麦茶を買おうか、お番茶にしようか迷います。朝・晩涼しいなりました。寝やすくて、いい夢みてます。




秋刀魚を焼き始めました
脂も乗ってきてだんだん値段も落ち着いてきたからです。焼いていると、ジュウジュウ賑やかです。同じ脂があっても、鯖とは煙のにおいが違うんですよねぇ。
  

Posted by tao at 00:09Comments(0)魚屋のいろいろ

2006年09月01日

夏の名残

子供の頃の夏の名残といえば、陽に焼けた肌でした。久しぶりに会った友は、皆真っ黒でした。
夏休みの社会の宿題に中一の私は清水さんを選び毎日通いました。と言っても、立て札を写してばかりだったような気もしますが。夏の事ですから、ある日、天にわかに掻き曇って夕立となり、私が駆け込んだのは、地主神社さんでした。抜け出したとか言う伝説のある龍の眼が、稲光に光り,一人ぼっちでとても怖かったものでした。

今は、買い物もアーケードの中で済むので、錦に篭もったような毎日です。夏の名残といえば、もうなんとなく気分でなくなった風鈴であったり、少しだけ花の残っている朝顔であったり、少し色褪せた畳の縁であったりします。夏物の服を片付けるには暑く、朝・夕はすこし、ひいやりしています。虫があちこちで鳴いています。

夏の疲れを癒すのに、私がもう一度行きたいと思っているのが嵐峡館。渡月橋から送迎の船に乗せて頂いて行きます。まず、ゆっくりお風呂に入れるのも嬉しいでしょう。昼食の後に入浴というのが多いですものね。
露天風呂もあります。保津川を眺めながらの入浴です
部屋からも保津川が見えます。時々保津川くだりの船が通ります。お風呂上りに、食事を戴きながらトロッコ列車や船に手を振ります。ゆっくりさせていただいて、去年は3,500円でした。今年も行きたい・・・と思いながら、仕事に追われる毎日です。
  

Posted by tao at 23:40Comments(0)私の好きなもの