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Posted by 京つう運営事務局 at

2006年10月19日

中秋の京菓子 栗きんとん

北朝鮮の問題で松茸が高こうなっているとか。そやけど、若い人は松茸のこと、そない気にしやはらへんのンと違いますやろか。折角はりこんで松茸のすき焼きしたのに、子供は松茸には見向きもせんと、お肉ばっかり食べてたて、怒ったはった人がありましたし。
秋の味覚て、今やったら何ですやろね。今は観光客の人が夏に千枚漬くれて、お漬けもんやはんに来やはる時代。季節感ていうて、無くなって来ているけど、秋刀魚はやっぱり今が美味しいです。そういうもんは、いろいろありますしねぇ。
「もう終わるン違うやろか」と、戴くたびにハラハラ・ドキドキするのンが、甘楽 花子の栗きんとん。夫婦でコツコツと、丹波から送ってもらった大きい栗を手で剥いて、炊いて、丹波で栗の収穫が終わったら、おしまい。その潔さというか、もうすこし、なんとかしたらええのにと思ったり、そこがエエのやわと思ったりします。



見た目は愛想の無いくらい、普通のきんとんですただし、栗色の。口に入れると栗の香りがふわっと広がります。くどくない、ほどのよさの美学が花子さんのお菓子にはあるような気がします。飾りに栗がのっていたり、栗をのせたから栗きんとんというものと、いろいろありますけど、要は作らはる人の美学と、食べやはる人の美学が一致したらええのかもしれません。
松屋常盤さんのきんとんを上手に食べれたらお茶人として一人前とか昔聞きましたけど、ここのきんとんも、難しいです。作りたてやし、柔らこうて。固まった食べやすいきんとんと、お好みですやろねぇ。栗きんとんと、もうひとつ紅いのは、もみじですやろね。

  

Posted by tao at 00:19Comments(2)私の好きなもの