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2006年07月27日

お神輿を追いかけて

錦通りを綺麗にブラシで磨いて、ビールをいっぱい氷で冷やして、お神輿さんをお迎えする準備完了。母を迎えに行き、着替えをしていると、ドーンドーンと胸に響くような低い太鼓の音が聞こえてきます。ヒヒーンという馬の鳴き声。お神輿が近づいてきたのです。



「いや、どないしよぅ」
お神輿は錦通りでは道幅が狭いため、青年部会長がお神輿に上って指揮を執ります。今年は、ご近所の八百屋さんの息子さんが会長、学校に行っている時分から知っていますから、ぜひ拝見したいと思っていたのです。姿のいい人ですから、さぞかし栄える事でしょう。

「あかんわ、今年はお神輿さん、観れへんわ。」哀しそうな母の声。
「東洞院で休憩して引き返しますさかい、そこで逢えますわ。頑張って着替えまひょ」
果たしてお神輿さんに追いつけました。

そこから、東洞院姉小路のイサミ寿司さんに先回りし、お神輿さんを待ちます。善田さんという立派なお道具やさんが、お神輿の人々に飲み物を振舞われるので、お神輿が止まるのです。ここは人がごった返していないので、車椅子の母も安心してお神輿さんを拝めます。

しばしの休憩からお神輿は姉小路を西に行き、二条陣屋のあたりで休憩、大宮から三条に入り、寺町までまっすぐ東に来ます。寺町から条に出ると、もう祗園さんまでまっすぐです。三基のお神輿は決してぶつかりません。昔から中御座はスサノオノミコト様、東が正妻さん、西が愛人なので、と言うのですが、本当は西は子供だったんですよね。



四条通はお神輿を追いかける人で道が歩きにくいほどです。道々には綺麗どころが出たはります。祗園さんの正門は、南門です。お神輿も石段下を通り過ぎて、南側から入っていきます。時間は十一時をとうに回り、追いかけるこちらも、仕事の後でくたびれているはずですが、お神輿さんを見ていると、血が沸くというのを感じます。



拝殿回しは二周半、差し上げをして戻り、お神輿は長柄をはずされ、上のお飾りもはずされて収められます。今年も元気でお神輿さんを拝めました。ありがたい事です。


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