外国からのお客様
錦市場は、
外国の方も来られる市場です。
買い物に来られる方あり、観光で来られる方あり。
判ります。
私達かて
旅行で市場に行くのは楽しいですし。
結婚する前、ブラジル人の女性二人をつれて観光しました。
昼は錦市場にも来ましたよ。
錦に来るまでに、すごくあちこちで引っかかって、例えば郵便局のポスターが綺麗だから分けて欲しいと言ってくれとか
錦では、お漬物に興奮されていましたね。
お土産は下駄やさんで、常使い用の下駄を買われましたっけ。
時代は変わり、
今は外国の方が普通にお造りやお寿司を食べられる時代です。
魚にも興味をもたれて、食べられる方も少なくありません。
うちでも、簡単にヅケマグロやマグロのカルパッチョを食べられる方もありますが、焼き魚やお造りを食べられる方もあります。
うちの前で食べようとされて、気の毒なので店の中に入ってもらったことも少なくありません。
一番多かったのは、中国の方で八人で鯖の塩焼とか、食べられました。
何日も通われたのはどう見てもアメリカ人の自称トム・キャット、初めは店の台で食べようとされて入ってもらったのですが、次の日からはビール片手に来られました。
今日来られたのは、カナダの方でした。
主人が
白子soft roeと言っているのですが、向こうは「えっ
low???」と言う感じで、頭を指してられて、絶対脳みそかと言われているのだと思ったんですよ。
で、私が、もちろん
アールの発音は通じない自信があるので、紙に書いて見せに出たのです。
それから、あれこれ訊かれて、うちの商品で
生マグロのブツが250円で売っているのに目が行き、
カナダではマグロはこの位で六ドルくらいすると言われで、ビックリ。
前で食べようとされるので、またまた中に入ってもらい、ごちゃごちゃしたところですが、座って食べてもらいました。
カナダはバンクーバーから来られたそうで、これから一年間大阪で子供向き英語教室で教えるのやそうです。
こちらのヒアリングの能力か、カナダなまりのせいか、appleとかsalmonとか、なんでもないものが聞き取れなかったんですけど、私には電子辞書という強い味方があるので、実家が林檎農家だとか、いろいろ聞きました。
日本人は皆親切ですね、カナダは違うと言われるので、私はカナダにいいイメージがありますと言ってしまったのですけど、普通こう言ったら、やっぱり、具体的に言わんとあきませんよね。
で、しょうがないし、正直に「
赤毛のアンやモン」と言うたら、すこぐ引かれてしもうて。
あわてて、うんと若い頃、シリーズを全部読んで、いつか行きたいと思ったままなんですよと弁解しましたけどね。
けど、帰らはった後でじわじわ恥かしくなって、やっぱ、もうちょっとましなことを言わんとね。
がっかりしやはったやろね
ごめんなさい。
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