東北からの旅人
ななかまどです。
キレイですやろぅ。
先日の「花の会」で、出会いました。
これから暑うなっていくというのに、日本にはこんなに涼しいとこがありますのやねぇ。
岸さんが言うたはりました。
「可哀想に。どっかの山の上で機嫌ようしていたのに、切られて、箱に詰められて」
けど、このななかまどは、岸さんに大事に水揚げしてもろうて、ゆっくり休んでたんやろうと思います。
命の輝きを私達に魅せてくれはりました。
これは、
ななかまどの葉を一枚一枚絡まりをほぐしてあげてはるのです。
ぎゅっと箱に詰め込まれ、絡まってしまったものを、本来の姿に戻してあげると、いきいきするからやそうです。
言われてみたら、もっともな事ですけど、
ほんまに、花と語らい、花に聴く岸さんならでは、て、思わはらへんですか?
ガラスの瓶に生けられた、ななかまど。
技巧的にではなく、殆どハサミを入れず、ななかまどがどないしたいのか、相談して生けはったんです。
斜めに伸びる枝は、留まるポイントを探すとか、
今回は前回より技術的な事をお聞きできましたが、岸さんの姿勢にますます魅せられたことでした。
ななかまどの写真を見ていると、秋の「花の会」を、またまた心待ちにしている自分に気がつきました。
余談ですけど、ななかまどの葉っぱは「大きい木の芽(山椒のはっぱ)みたい」と、諏訪さんが発見されました。なるほど似ていますね。
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