欧米か
魚屋のアルバイト君と言うのは、
バンドマンがよく来ます。
GRAYが工場で有能だったみたいに、バンドマンは、頑張る子は頑張ります。
あと、多いのが「僕、
英語が堪能なんです」
そやけど、うちの店の表示で、不安な英語表示を相談できるほど「なるほど堪能」な子はなかなか
かえって、何も言わない子が、いきなり、外国のお客さんに喋りだして、聞いてみたらしばらくアメリカに住んでいたとか言いますね。
今来ている子で、
鯖(さば)の塩焼の所に、
鰆(さわら)の照り焼きを補充した子が居て、「違うやろ」と言ったら「これですか」と
鰤(ぶり)の照り焼きをもってきた子がいます。
昨日鱧(はも)の照り焼きを買ったお客さんに
コショウをかけてどうぞと勧めていました。
山椒(
サンショウ)の事を、
コショウやと思い込んでいたみたいです。
幸い
コショウなんて置いていないので、実行されるお客さんはないと思いますが、うちに来て三ヶ月、いつからこんな事言っているのやろうとお客さんごめんなさい。
「
欧米か」と言いたくなりました。
けど、ほんもんの?欧米の人とか、外国の人は、よう知ったはる人が来やはりますね。
鱧の落しを売っていると、お客さんに「
梅肉にしますか。
酢味噌にしますか」と必ずお尋ねするンですけど、日本の方の十人中八人は「はぁ???」と聞かれ、タレの袋をお見せして説明せなあきません。
ところが、ネイティブでない方に聞くと、速攻「
梅肉にします」とか答えられ
英語で梅肉を説明せんならんかったら、どう言うたらええやろ、と心配したためしはありません。
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