小春日和に
23日は、
八坂さんの新嘗祭でした。
今年は寒さがましで、いつもやったら、終わるとすぐに帰るンですけど、
ちょこっと、紅葉でも見てみよかいなて、思いましてン。
けど、混んでンのは、かなん。
行列もたくさんや・・・
人の多いノンは、錦で堪能してるしぃ。
そないな気随なこと、二人で言うて、ぶらぶら、
円山のほうに行きました。
染井吉野は、紅葉してました。
けど、枝垂れはしてへんでした。
せえへんみたいです。
黄色ぅなって落ちてました。
南天が赤う実ぃなってました。
いやぁ、やっぱ、お正月、近いンやねぇ。
亀は、まさか、まだ冬眠してへんやろけど、いませんでした。
舞妓さんの撮影会があったみたいで、皆さんそこに固まったはって、他はすいてました。
主人が清水さん行こ、て言わはるし、行ってみましたけど、高台寺道あたりから人が多うなって、もう、ここで、挫折しました。
どないしよ、てことなって、
「そゃ、霊山観音さんとこ、行こ」
昔、お祖母ちゃんに、よう、連れて来てもらいましてん。
そやし、私にとって、懐かしい場所です。
クリスチャンやったお祖母ちゃんが、ここに、さいさい来たはったンは、ここがあるからですけど、皆さんご存知ですやろか。
実は叔父が戦死しやはったので、お祖母ちゃんは、ここに通うたはったんです。
何を祈ったはったのか、長いこと、祈ったはりました。
子供心にも、邪魔したらあかんと思うて、あの頃はたくさんあった千羽鶴や、いろんなお供えを眺めていましたけど、今はなんにもありません。
平和を祈る気持ちには変わりはないんですさかいに、もっと、知ってほしいですね。
ちゃんと、本堂にもお参りし、観音さんの胎内めぐりもして、外に出ると、これがあります。
仏さんの足跡やて、聞いてます。
子供心にも、なんで、足の裏に花が咲いていたりするンやろうと、不思議に思うてました。
さらに不思議なモンがこれです。
手を当ててぐるぐる回ったあとは、甘酒をいただきました。
読経を聞きながら、小春日和の中、鳥はさえずり、温かい甘酒をいただいてると、
「なんや、極楽にいるみたいや・・・」
ほっこりします。
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