庭上の一寒梅

tao

2008年02月27日 23:53

 この甘楽 花子さんの上用の御銘は「(さきがけ)」

梅・魁と聞くと「庭上の一寒梅」を思わへんかったら、同志社出としては、やね。
これは、校祖 新島 襄先生の漢詩から、です。


寒梅   

庭上の 一寒梅        
笑って風雪を侵して開く
爭わず 又力めず       
自ずから百花の 魁を占む  


ていじょうの いちかんばい
わらってふうせつを おかしてひらく
あらそわず またつとめず
おのずからひゃっかの さきがけをしむ


庭先にある一本の早咲きの梅が、きびしい風や雪の寒さにもめげず笑うが如くに開いている。
一番咲きを争うこともなく、また特に努力するでもないが、それでいてあらゆる花のさきがけとなって咲いている。
まことに謙虚な姿であり人もこうありたいものである。


梅てきたら、そら、鶯ですやろね・・・

 鶯笛

竹で出来た鶯笛、よう吹いたもんです。
今はあんまり見かけへんようになりましたけど、このごろは作らあらへんのですやろか。

昔奥吉野に行った時、西行庵には誰も行かはれへんかって、わたしらだけでした。
名残の桜がはらはらと散る中、お弁当をよばれていると、
ホーホケキョ
えーえ声で鳴きますねん。

「うまい、ええ声や」
主人が褒めると
「ホーホケキョ」
「あー、ホンマ、ええ声やねぇ」
「ホーホケキョ」

人に言うと、皆
「あんた、それは、どっかの陰で誰かが、あほな夫婦やて思いながら、鶯笛、吹いてたんやて」
そやけど、だあれもいはらへんかったのにぃ・・・
鶯笛、やったんかなぁ・・・

 下萌

雪が降っているけど、春はだんだん近づいてきてます。
日は長うなつてきたし、いろいろ芽がでてきたし・・・

あと、もうちょっと



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