庭上の一寒梅
この甘楽 花子さんの上用の御銘は「
魁(さきがけ)」
梅・魁と聞くと「庭上の一寒梅」を思わへんかったら、同志社出としては、やね。
これは、校祖 新島 襄先生の漢詩から、です。
寒梅
庭上の 一寒梅
笑って風雪を侵して開く
爭わず 又力めず
自ずから百花の 魁を占む
ていじょうの いちかんばい
わらってふうせつを おかしてひらく
あらそわず またつとめず
おのずからひゃっかの さきがけをしむ
庭先にある一本の早咲きの梅が、きびしい風や雪の寒さにもめげず笑うが如くに開いている。
一番咲きを争うこともなく、また特に努力するでもないが、それでいてあらゆる花のさきがけとなって咲いている。
まことに謙虚な姿であり人もこうありたいものである。
梅てきたら、そら、鶯ですやろね・・・
鶯笛
竹で出来た鶯笛、よう吹いたもんです。
今はあんまり見かけへんようになりましたけど、このごろは作らあらへんのですやろか。
昔奥吉野に行った時、西行庵には誰も行かはれへんかって、わたしらだけでした。
名残の桜がはらはらと散る中、お弁当をよばれていると、
ホーホケキョ
えーえ声で鳴きますねん。
「うまい、ええ声や」
主人が褒めると
「ホーホケキョ」
「あー、ホンマ、ええ声やねぇ」
「ホーホケキョ」
人に言うと、皆
「あんた、それは、どっかの陰で誰かが、あほな夫婦やて思いながら、鶯笛、吹いてたんやて」
そやけど、だあれもいはらへんかったのにぃ・・・
鶯笛、やったんかなぁ・・・
下萌
雪が降っているけど、春はだんだん近づいてきてます。
日は長うなつてきたし、いろいろ芽がでてきたし・・・
あと、もうちょっと
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