鯛の鯛
今日もツイッター・ネタですんません。
鯛の鯛って、知っといやすか?
こないだ、若いお嬢さんが、ちっちゃい頃、
鯛の鯛を集めるのが好きやったて、書いたはって、びっくりしました。
イマドキの方が、そんなことを知ったはるとは思えへんかったんです。
かいらしいからやて、ほんま、そうどすなぁ。
そもそもの方も、私からしたらお若い錦の酒屋さんが、おすし屋さんで、
鯛の鯛の写真をつけて呟かはったので、それだけでも、ビックリしてました。
そやけど、そのお嬢さんだけやのうて、他の方も、いや、皮が美味しいとか呟かはって
へぇ~~~
Wolopediaでは、こないに書いたはります。
ふぐでもあるのは知ってましたけど、それも、「
ふぐのふぐ」て言うのやのうて、「
鯛の鯛」なんやとは、初耳どす。
面白おすなぁ。
鯛の鯛を取ろと思うたら、やっぱし、綺麗に食べんとあきまへん。
あらを上手に綺麗に食べやはるご家庭に育たたはらへんと、
鯛の鯛は、知らはらへんことに、なるんと違うますやろか。
うちの店の若い子らは、真ん中の切り身やないと、あきまへん。
せせるとか、そういうことを知らんのです。
鯛の鯛を取ることもでけしまへんし、しよとも、面白いとも思うてへんですやろ。
ほんまの魚の味を知らんのどすなぁ。
一時、「
食感」て言う言葉が流行って、なんでも、そればっかし、言うたはりましたやろ。
食感は、香水で言うたら、
ファースト・ノート。
最初にパッとくるもんで、それだけを、物の味の全てのように言わはると、どないなもんですやろね。
風味ていう言葉があんまり使われへんようになっているのと、丁度お対やと思うてました。
そやけど、こういうお若い人の言うたはるのを聞くと、心強い気がします。
魚は風味のもんやからです。
風味は口に入れた瞬間の味わいだけとは違いますやろ。
ありがたいことです。
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