初恵比寿
初詣して、仕事がはじまると、もう、初恵比寿ですねぇ。
毎年宵恵比寿か宵宵恵比寿にお参りさしてもろてるのですけど、去年は
本恵比寿の十日に行ってそんなに混んでへんかったので、
今年もと思うたのが、大きな間違いでした。
あんなに混んでるのは、初めてです。
たいがい、道が混んでいるのですけど、今年は恵比寿さんの入り口近くになると、渋滞して動かへんのです。
松原の方からきやはる人と、入り口でぶつかるさかいですやろね。
いつもは、一方通行やさかいに、行きしにもろうている、
入り口近くの酒屋さんの酒かす、香りようて、柔らこうて美味しいのに、今年は、道の端まで行かれへんので、諦めなしゃあないのです。
あれで、寒いときは美味しいかす汁をこしらえるのに、残念でした。
恵比寿さんの入り口から入るまでも時間がかかりました。
うちのお客さんは30分かかったて言うたはりましたえ。
それで、
鳥居をくぐっても、全然ご本殿に近づかへん感じでした。
なんぼならんでも、前にいかへんのです。
そしてまず、古い笹をお納めさえへんとあきません。
けど、やっとこさ、お参りでけました。
ほんまは、
自分の事は真ん中の鈴て言いますけど、そんなん言うてられしません。
鈴の紐をとるのに必死でした。
よそさんでは、きちんと並ばはることも多いみたいですけど、関西は難しいです。
こんな感じですね。
お参りが終わると、お笹を頂きます。
これが
三千円というのが、皆があれこれ言うところです。
お笹は八坂さんの恵比寿さんで頂くていわはる方、いろいろですね。
お札さんが笹にはつけていただいているので、あとは皆いろいろ。
お笹は、巫女さんが踊ってお清めをしてくれはります。
それを頂いて、お飾りをつけて、帰りは本殿の左にお賽銭をいれるところがあって、皆ここを叩きます。
「恵比寿さんは耳が遠いさかい、こないせんと、聞いてくれはれへんと困るし」
けど、今年は常来やはれへん人が来たはるみたいで、横板だけやのうて、ずうっと、横を叩いてはるひとがぎょうさんでした。
これは、恵比寿さん、やかましいて、かなんかったのと違いますやろかね。
今度は、お年越しの壬生さん吉田さん。
この頃は大概寒いです。
風邪ひかへんようにしとくれやっしゃ。
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