2008年02月27日
庭上の一寒梅
この甘楽 花子さんの上用の御銘は「魁(さきがけ)」
梅・魁と聞くと「庭上の一寒梅」を思わへんかったら、同志社出としては、やね。
これは、校祖 新島 襄先生の漢詩から、です。
梅・魁と聞くと「庭上の一寒梅」を思わへんかったら、同志社出としては、やね。
これは、校祖 新島 襄先生の漢詩から、です。
寒梅
庭上の 一寒梅
笑って風雪を侵して開く
爭わず 又力めず
自ずから百花の 魁を占む
ていじょうの いちかんばい
わらってふうせつを おかしてひらく
あらそわず またつとめず
おのずからひゃっかの さきがけをしむ
庭先にある一本の早咲きの梅が、きびしい風や雪の寒さにもめげず笑うが如くに開いている。
一番咲きを争うこともなく、また特に努力するでもないが、それでいてあらゆる花のさきがけとなって咲いている。
まことに謙虚な姿であり人もこうありたいものである。
梅てきたら、そら、鶯ですやろね・・・
鶯笛
竹で出来た鶯笛、よう吹いたもんです。
今はあんまり見かけへんようになりましたけど、このごろは作らあらへんのですやろか。
昔奥吉野に行った時、西行庵には誰も行かはれへんかって、わたしらだけでした。
名残の桜がはらはらと散る中、お弁当をよばれていると、
ホーホケキョ
えーえ声で鳴きますねん。
「うまい、ええ声や」
主人が褒めると
「ホーホケキョ」
「あー、ホンマ、ええ声やねぇ」
「ホーホケキョ」
人に言うと、皆
「あんた、それは、どっかの陰で誰かが、あほな夫婦やて思いながら、鶯笛、吹いてたんやて」
そやけど、だあれもいはらへんかったのにぃ・・・
鶯笛、やったんかなぁ・・・
下萌
雪が降っているけど、春はだんだん近づいてきてます。
日は長うなつてきたし、いろいろ芽がでてきたし・・・
あと、もうちょっと
庭上の 一寒梅
笑って風雪を侵して開く
爭わず 又力めず
自ずから百花の 魁を占む
ていじょうの いちかんばい
わらってふうせつを おかしてひらく
あらそわず またつとめず
おのずからひゃっかの さきがけをしむ
庭先にある一本の早咲きの梅が、きびしい風や雪の寒さにもめげず笑うが如くに開いている。
一番咲きを争うこともなく、また特に努力するでもないが、それでいてあらゆる花のさきがけとなって咲いている。
まことに謙虚な姿であり人もこうありたいものである。
梅てきたら、そら、鶯ですやろね・・・
鶯笛
竹で出来た鶯笛、よう吹いたもんです。
今はあんまり見かけへんようになりましたけど、このごろは作らあらへんのですやろか。
昔奥吉野に行った時、西行庵には誰も行かはれへんかって、わたしらだけでした。
名残の桜がはらはらと散る中、お弁当をよばれていると、
ホーホケキョ
えーえ声で鳴きますねん。
「うまい、ええ声や」
主人が褒めると
「ホーホケキョ」
「あー、ホンマ、ええ声やねぇ」
「ホーホケキョ」
人に言うと、皆
「あんた、それは、どっかの陰で誰かが、あほな夫婦やて思いながら、鶯笛、吹いてたんやて」
そやけど、だあれもいはらへんかったのにぃ・・・
鶯笛、やったんかなぁ・・・
下萌
雪が降っているけど、春はだんだん近づいてきてます。
日は長うなつてきたし、いろいろ芽がでてきたし・・・
あと、もうちょっと
Posted by tao at 23:53│Comments(2)
│季節
この記事へのコメント
てーいじょーのーいーちーかーんばーい
聖歌隊の澄んだ歌声が今尚耳に刻まれています。
同志社で過ごした日々の中で最も好きな詩です。
そうありたいものですね。
聖歌隊の澄んだ歌声が今尚耳に刻まれています。
同志社で過ごした日々の中で最も好きな詩です。
そうありたいものですね。
Posted by kei at 2008年02月29日 22:41
keiさん、こんにちわ♪
信楽は雪でしょうか。お元気でいらっしゃいますか。
新島襄先生のお人柄そのものって歌ですよね。
信楽は雪でしょうか。お元気でいらっしゃいますか。
新島襄先生のお人柄そのものって歌ですよね。
Posted by tao at 2008年03月02日 10:07