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2006年09月24日

京菓子の名月

お彼岸さんでお墓詣りに行きますと、うちの昔のご先祖様のいらっしゃるお墓は、お水を汲むのがまだ手押しのポンプなので、行く度に楽しくなります。
うちのご先祖様は代々鳥屋六右衛門と名乗っていたので、お墓も鳥六とかいてあります。魚屋なのにどうして鳥なのかと言うと、鳳屋と名乗っていたのを天子様に恐れ多いと変えたのだと聞いています。1700年代の事です。
主人は、彼の岸が近づくからお彼岸さんにはお参りに行くのだといいますけど、それと、お彼岸さんにつきものの、おはぎはどうなっているんでしょう。萩の花の美しい頃だからでしょうか。

「暑さ・寒さも・・・」の言葉通り、朝夕は涼しくなってきました。快い夜風にふかれながら、お月様を探したりします。大覚寺の名月祭に、いつか行ってみたいなぁと思いますが、なかなか叶いません。
お庭からはアーケードで見えないのですが、天窓から見えることがあります電気もつけていないのに、なんや明るいなぁと見上げると、こうこうとお月様が輝いているのです
昔ホテルフジタの屋上で名月の会をされた事がありました。お茶の先生の社中で借切ったのでした。なだらかに続く東山がフジタからはよく見え、そこに上るお月様が美しかった覚えがあります。

そんな名月のお茶会でよく戴いたのが、こんな生菓子です。小芋をお供えすることから、小芋に似せたものは、愛らしくていつも笑ってしまいます。あんまり、そっくりのものより、ざんぐりと風情を出したこういうものの方が私は好きです。

京菓子の名月

生菓子はどちらも甘楽 花子さんのですが、花子さんでもっとも我が家で好きなのが、こういった上用菓子です。こなしとか、流しもの、きんとん、それぞれに美味しいけど、誰に上げても、上用は違うと言われます

京菓子の名月

聞いてみたら、皮に山芋がたっぷりと使われているのだそうで、その皮をお好きな方が皮を分厚くしたのンを別注で言われるとか。けど、やっぱり、風味はしっかりとあるのに、研ぎ澄ましたような上品な漉し餡とは、薄い皮のほうがバランスがええように思いますけどね。分厚い皮でしたら、花子さんのでも、粒餡のほうが、合うのと違いますやろか。まあ、お好みですけどね。


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