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2008年06月29日

初宝塚観劇 スカーレット・ピンパーネル

私のすきなことのひとつに、観劇があります、て言うても、もう、何十年も観てしません。

最後に行こうとしたんは、顔見世でしたけど、ちゃあんと、お弁当まで持って行って当日券を買おとおもうたら、売り切れICON62

それから長いこと、観劇てぇ、してしませんやろ。
そや、松竹新喜劇、義母とお友達を誘うて、藤山直美さんのんを観に行きましたわ。
喜んでくれはつたあのお友達も今は亡くならはって、こんなことやったら、また、お誘いしたらよかったのにて思うてますけど、ほんま、劇場とはご無沙汰です。

高校のときに、知り合うたブラジルの方から、
「どうして、歌舞伎を観ないの?あんなに素晴らしいものを」
と言われたのをきっかけに、歌舞伎にはまっていましたけど、結婚したらなかなか・・・

そんな私が、ひょんなことから、宝塚にはまってられるかたとネットで知り合い、観劇のお誘いを受けましてん。
嬉しかったです。ICON60

初宝塚観劇 スカーレット・ピンパーネル

宝塚は、私には私なりの思い入れがありましてん。

実母が大変な宝塚ファンでした。
神戸女学院時代にはまったようです。
私達が物心つかないころ、よく連れて行ってくれたようですが、なぁんにも覚えてません。
けど、母が、美しい人の例えは宝塚でしたさかい、いつも、心の片隅にありましたんやね。

ベルバラブームのときは切符の入手が困難て聞いてましたし、近いて言うても、ろくに中京すら出えへん私には、宝塚は大変な遠出です。
ジョルダンで乗り継ぎを調べるやら、大騒ぎして行きました。
雨ですけど、会場の九時半前には行列が出来てましたえ。

初宝塚観劇 スカーレット・ピンパーネル

劇場の中は、明るうて華やかです。

初宝塚観劇 スカーレット・ピンパーネル 初宝塚観劇 スカーレット・ピンパーネル

女の人ばっかりやと思うてたら、年配のご夫婦連れもけっこうありましたえ。
やっぱり、というか、若いカップルは見かけませんでしたけど。

初宝塚観劇 スカーレット・ピンパーネル

シンプルで美しい幕が目を引きましたけど、これは会場が暗うなると、真ん中のスカーレット・ピンパーネルの紋章が紅く輝き、綺麗でした。
このときめきが、舞台を見ている間、ずっと続いた気ぃがします。

お話は、フランス革命のころ、処刑までされる罪もないのに、どんどん貴族と言うだけでギロチンに掛けられることを憂い、助け出していた男のお話です。
連絡の手紙にサインはせず、ただ、封印にスカーレット・ピンパーネル(紅孔雀)の紋章を使ったことから、彼をそう呼ばれるようになっていました。

主演は、安蘭 けいさん
唄がうまいので定評のある方らしいですけど、もの凄うチャーミングな方でしたえ。
悪役が得意とかで、暗い瞳の写真がパンフには多かったですけど、私が惹かれたのは、軽妙な部分も、でした。
敵を欺くためには、軽薄なふりをしないとと、仲間達に呼びかけての「男とお洒落」の唄などは、力がなければ難しいのではと思いました。
台詞もとてもクリアで聞き取りやすく、時にりりしく、時に甘い声を出さはります。

相手役は、遠野あすかさん
フルメイクをされた舞台の写真を見ると、いかにもな、宝塚娘役さんですけど、お稽古をされている写真を見たら、えらいかわいい人でした。
松たか子と、市毛良枝さんを足して割ったみたいな感じです。
夫の心変わりを嘆く唄を唄われたときは、思わずもらい泣きをしてしまいました

お芝居には、脇役が大切やと思いますけど、プリンス・オブ・ウェールズ役の英真なおきさんは、目立たず軽くこなしてられるけど、ほんまはすごい力のある方やないかと思いました。
こういう方が、たくさん、いやはってこそ、厚みがでますしねぇ。
そやし、そういう方の見せ場もあればええのにとも、思いましたけど、ヅカファンは、そないなことは望んだぁらへんのですやろしね。

お芝居がハッピーエンドで終わると、フィナーレのパレードです。
はじめに有名なロケット、一列に並んでの踊りがあり、いろいろダンスがあって、宝塚というと誰でも思い出すあの大階段となります。
印象的やつたのは、悪役をしたはった人でも、老け役をしたはった人でも、最後は晴れやかな笑顔で出てきやはることです
ロベスピエール役の人なんか、あんまりはまったはったんで、最後を見て初めて、「ああこの人、女の人やったんや

その流れで観さしてもらうと、安蘭 けいさんが最後に、よく写真で見る凄い羽とかを背負った、ありえへん格好ででてきやはっても、あんまり、ひきませんでした。
まあ、いまでも、あれは、なんのためやろ・・・と思わへんことはないんですけどね。

一列に並んで、昔ヒップアップが真似したみたいに、リボンのついた花束を持つところでは、花束の中央に灯りがついていて、それが揺れるのと、天井の灯りと・・・夢心地でした。
これは、なんぼ、テレビで見ても判ることやあらへん、やっぱり、行ってみいひんと、って思います。

劇場を一歩出ると、相変わらず激しい雨。
雨に洗われた花の道は綺麗でしたが、現実に戻った私は急ぎ足で家路を急ぎました。
また、行きたいです。
麻薬効果があるのかも。

 公演の記者会見です。

http://kageki.hankyu.co.jp/scarlet_pimpernel/movie.html

 他のものですが、雰囲気だけでも。


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