2007年03月25日
バイト君の成長
コショウ君がうちの店に来た時、先輩のシオ君に、
「あんたと、よう似た子が来たよ」
と、言ったのですけど、ホンマ、よう似ています。
ただ、シオ君はうちに来て二年、だいぶ成長したと思います。
二人に共通しているのは、学生が勉強する気がなくても授業は出るみたいなところですか。
働くと言う事を知らないのですね。
とりあえず、形だけやっといて、逃げ切ると言う感じです。
「きつい事、面倒な事は人がするもの」という基本姿勢とか、「大きい声は出すけど、売る気はない」「仕事が遅い割りに雑」といった傾向とか、口が回らず挨拶とかができず、、「すみません」「ありがとう」を言えとか、行儀から叱らなければならない事とかです。
もちろん違うタイプではあり、シオ君はすることが乱暴・コショウ君はすることが的外れと言われています。
店に居て奥にシオ君が居ると「ガチャン」「バリッ」と物を壊した音がよくしてきて
です。
なんでも、投げるのです。
5mmあるショーケースを、手前に氷を入れるとき叩き割った記録まであります。
奥にコショウ君が居ると、折角表に運んできたものを、そのときに限って気を利かせたのか、裏に持っていくとか、とんでもないことをしてくれるので、

人がわざわざやったことは、何か意味があるのかと尊重して、訊ねるようにと、いつも言い聞かせています。
コショウ君で、通りたい所に人が居る時の話を書きましたが、シオ君も通りたい所にお客さんが立っていると、無理やり通ってお客さんに当てたり、それに懲りたお客さんが「あっ、ゴメン、邪魔して」と言ってよけると、大様に肯いて通り、私からカミナリ
まず、基本は、お客さんが(料理屋さんとか卸売りのお客さんなので、中に入られるのです)居られるときは、お客さんがのかはるまで、待つ。
どうしても通らなあかん時は、せめて「すみません」と言えと言うてきたのですけど、なかなか。
でも、シオ君は、このごろ、できる様になってきましたね
物を投げるのもましになったし、挨拶はできるようになったし。
コショウ君を見ていると自分が悪い事をしていないのに(してもなかなか言わないけど)すみませんと言うのが納得できないみたいです。
そういう時は、「英語で言うてみ」が、彼には効きます。
すみませんは、excuse meやろと言えば、納得するみたいです。
コショウ君は二十台半ば。シオ君みたいにみるからに十代なら、お客さんも「子供やから」と大目に見てもらえるのですが、そうで無い分不利です。
その上、言い方が本人には悪気が無いのですが、高圧的で、きつく感じるのです。
ドジで失敗が多く、皆にフォローしてもらっている彼が、そういう言い方ばかりなのは、いかにも、人間関係不利でしょう。
「他の人は、どんな言い方しているのか、聞いてごらん。
なんでも、そうやで。
例えば、私のことを女将さんとよぶのは、あんただけやで。
周りが言うている事、している事に、少し目を向けたほうがいいよ。
あんたの言い方は、Cut off a snapper !!みたいな感じ。
みんなが言うてるのは、鯛作ってもらえますか、これは
would you pleaseみたいな感じやね。
なんでも、英語ではそういう風につけるヤン。
if you have a timeとかif possibleとか、つけるニュアンスで日本語で言うてみぃな。」
うるさく、うるさく言ってきたけど、シオ君はこのごろは、来た時みたいに「いらっしゃーい」と格好良く言っているだけで居たいとは、思わなくなったようです。
言わなくても、するべきことをドンドン片付けていきます。
たくましくなったものだなと嬉しいです。
こうなれば、就職活動もうまくいくのではと思います。
コショウ君は、そうなるまでに就職するでしょうが、それでも、試験に通れば、私達が少しでも彼の役に立てたかなと思います。
「あんたと、よう似た子が来たよ」
と、言ったのですけど、ホンマ、よう似ています。
ただ、シオ君はうちに来て二年、だいぶ成長したと思います。
二人に共通しているのは、学生が勉強する気がなくても授業は出るみたいなところですか。
働くと言う事を知らないのですね。
とりあえず、形だけやっといて、逃げ切ると言う感じです。
「きつい事、面倒な事は人がするもの」という基本姿勢とか、「大きい声は出すけど、売る気はない」「仕事が遅い割りに雑」といった傾向とか、口が回らず挨拶とかができず、、「すみません」「ありがとう」を言えとか、行儀から叱らなければならない事とかです。
もちろん違うタイプではあり、シオ君はすることが乱暴・コショウ君はすることが的外れと言われています。
店に居て奥にシオ君が居ると「ガチャン」「バリッ」と物を壊した音がよくしてきて

なんでも、投げるのです。
5mmあるショーケースを、手前に氷を入れるとき叩き割った記録まであります。
奥にコショウ君が居ると、折角表に運んできたものを、そのときに限って気を利かせたのか、裏に持っていくとか、とんでもないことをしてくれるので、


人がわざわざやったことは、何か意味があるのかと尊重して、訊ねるようにと、いつも言い聞かせています。
コショウ君で、通りたい所に人が居る時の話を書きましたが、シオ君も通りたい所にお客さんが立っていると、無理やり通ってお客さんに当てたり、それに懲りたお客さんが「あっ、ゴメン、邪魔して」と言ってよけると、大様に肯いて通り、私からカミナリ

まず、基本は、お客さんが(料理屋さんとか卸売りのお客さんなので、中に入られるのです)居られるときは、お客さんがのかはるまで、待つ。
どうしても通らなあかん時は、せめて「すみません」と言えと言うてきたのですけど、なかなか。
でも、シオ君は、このごろ、できる様になってきましたね

物を投げるのもましになったし、挨拶はできるようになったし。
コショウ君を見ていると自分が悪い事をしていないのに(してもなかなか言わないけど)すみませんと言うのが納得できないみたいです。
そういう時は、「英語で言うてみ」が、彼には効きます。
すみませんは、excuse meやろと言えば、納得するみたいです。
コショウ君は二十台半ば。シオ君みたいにみるからに十代なら、お客さんも「子供やから」と大目に見てもらえるのですが、そうで無い分不利です。
その上、言い方が本人には悪気が無いのですが、高圧的で、きつく感じるのです。
ドジで失敗が多く、皆にフォローしてもらっている彼が、そういう言い方ばかりなのは、いかにも、人間関係不利でしょう。
「他の人は、どんな言い方しているのか、聞いてごらん。
なんでも、そうやで。
例えば、私のことを女将さんとよぶのは、あんただけやで。
周りが言うている事、している事に、少し目を向けたほうがいいよ。
あんたの言い方は、Cut off a snapper !!みたいな感じ。
みんなが言うてるのは、鯛作ってもらえますか、これは
would you pleaseみたいな感じやね。
なんでも、英語ではそういう風につけるヤン。
if you have a timeとかif possibleとか、つけるニュアンスで日本語で言うてみぃな。」
うるさく、うるさく言ってきたけど、シオ君はこのごろは、来た時みたいに「いらっしゃーい」と格好良く言っているだけで居たいとは、思わなくなったようです。
言わなくても、するべきことをドンドン片付けていきます。
たくましくなったものだなと嬉しいです。
こうなれば、就職活動もうまくいくのではと思います。
コショウ君は、そうなるまでに就職するでしょうが、それでも、試験に通れば、私達が少しでも彼の役に立てたかなと思います。
Posted by tao at 12:23│Comments(0)
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