京つう

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2007年03月05日

たまの休みやし

 

これは、日曜日のお仏壇のお供え。
お祖父さんがお抹茶が好きやったのです。
お茶碗も、お祖父さんのお気に入りの三浦竹軒さんのお作です。


お菓子は甘楽 花子さんのですけど、お仏壇ではひちぎりが向こう向いてます。
ご先祖さんの方を向けていますけど、こっち向けたほうがええのやろか。
いつも迷います。


なんで、日曜日でも、ゆっくりお仏壇の前にすわってられへんのやろと思う位、たまの休みには、せんならんことが山盛りです。
けど、こんなエエモン、発見。
アーケードの中に篭もっている常では見れへんもんでっせICON61





これは、松栄堂さんのお飾り。
にほひ袋でしたはるみたいです





これは、看板どおり堺町の和久傳さんの前。
横からやと


  

Posted by tao at 00:19Comments(6)私の好きなもの

2007年02月28日

ガーベラの衝立

仕事で歩く途中で、ガーベラの衝立に出会いました。
嬉しくてしばらく動けません。






私はお花が大好き。
リングと花束と選べと言われたら、迷ってしまうかもしれません。


子供の頃から好きなので、生け花をお稽古していましたが、そのせいで、いけにくいお花は昔は好きではありませんでした。
このガーベラはお花が大きいのに軸が細く、柔らかく、くるくる回ってしまうからと、思っていました。


けど、今はお稽古もしていないし、水盤に剣山でさしていける事の難易が、好き嫌いの理由になりません。
原色より中間色のグラデーションがたくさんあり、色々な表情を見せてくれるガーベラを素敵だと思います


ここはお花屋さんの店頭。
三面のカーベラの衝立です
オブジェではないので、ちゃんと一本一本小さな筒にいけられています。



見入っていて、もっと凄い事に気がつきました。
このたくさんのガーベラは全て異なる名前で、お花の下に書いてあるのでした



はなつねさん
これからも、何かやってくれそうなお店です。
お花好きな方、チェックしてくださいね
。  

Posted by tao at 23:50Comments(0)私の好きなもの

2007年02月18日

ロンドン焼き

ロンドン焼きの前を通りかかって、主人がお父さんに買うたげよかと言いました。
父はロンドン焼きが好きなんです。

ロンドン焼きは、京極の四条から入って直ぐにお店があります。
京都の私くらいの歳の人なら、ロンドン焼きのオートメーションの機械が面白くて、顔をくっつけて眺めた覚えがあるのやないでしょうか。


機械はくるくる回ります。
初めは丸いわっかの中に種を流しこみます。
底が熱いらしく、回っているうちにぷくぷく膨れていきます。
そこへ、丸い形の白餡がポンと入ります。
上からさらにもう一度種が入り、餡を覆って膨れていきます。
そこへ、お好み焼きのへらのような物がいきなり出てきて底からすくい、ひっくり返すのです。
確かそのとき丸い輪も取ってしまうのやと思います。
そして、き狐色の美味しそうな色に焼けたロンドン焼の上に、機械は「ロンドンや」という焼印まで押して、終わりです。

一個から売って頂け、50円ICON63
温かくて柔らかい、懐かしい味です。  

Posted by tao at 23:35Comments(0)私の好きなもの

2007年02月07日

和チョコ

カトリーヌさんは、確かに管理栄養士なンですけど、お家武者小路千家、14代お家元 不徹斎宗守(ふてつさいそうしゅ)の母であり,料理研究家の千澄子先生の懐石料理教室の元助手と言う顔ももつたはります。

彼女が洋菓子のお店を始めたことをお聞きになった先生が、カトリーヌのために考えてくださった二つのチョコがあります。



福うさぎ ¥600

ホワイトチョコレートとアーモンド、眼はフリーズドライ苺

草むらの中で仲良く寄り添 う白いウサギです。
ウサギは福をもたらすものやから、ということですて。
可愛いですface05




七福神 ¥1000

ホワイトチョコでコーティングした斗六豆は弁天さんらしいです。、他のミルクチョココーティングされたお多福豆は、これがえびすさんかなぁ、大黒さんかなぁと、色々楽しんでよばれます。ICON61

トッピングはアーモンド、レーズン、くるみ、ドライフルーツ、フリーズドライ苺、ドライマンゴと、いろいろやから、お味は変わるんですね。


これは、バレンタインの14日までのものらしいです。
和風やのうて、和チョコやね。

七福神のお箱の字は、千澄子先生の御直筆やそうです。取り寄せもできますさかい、ちょっと、面白いのやないでしょうか。
  

Posted by tao at 23:48Comments(2)私の好きなもの

2007年02月07日

京都の仕出し弁当

長くなってくると、結婚記念日というて張り切ることはなくなります。ドレスアップしてレストランに行った時期もあれば、居酒屋さんに飲みに行った時期もあり、今は「家めし」が一番と言う時期になっています。
ひとつは、低いコタツから、テーブル型コタツに換えてから、座るのが痛くなくなったというのも、情けない話ですが、ありますね。

で、主人がお客さんの仕出し屋はんに頼んでくれました。仕出し屋はんと言うのは、京料理のデリバリーということですね。会席料理を台所を借りて作られるような事もあるし、作られたものを運んでこられることもあるし、お弁当もあり、単品料理もお願いできます。

うちがお願いしたのは、お弁当。こんな感じで、持って来てもらえます。



お汁物は、銀色のポットのような形の入れ物で持ってこられ、直ぐにお鍋にあけて返します。これだけは、自分で温めて、おわんに綺麗に盛られたなかに、静かに注ぎます。
今日のは、白味噌のお汁で、白子豆腐の上に蓬麩でしたが、美味しかったです



お味は、やっぱり、家庭料理とは全然違います。お出汁がしっかり取れているから、薄味で十分においしいのやろとか思います。それに、一品一品が手が込んでますしね。
誰に気を遣うことなく、ゆっくり、美味しいものがいただける。これは、仕出し屋はんならでは。デパ地下で単品を買っても、こんなに綺麗に盛り付けられへんし。

この仕出し屋はんは

井傳さん

室町のお味にうるさいお客さんがお得意さんです。高島屋さんにも出したはります。

075-221-4420  

Posted by tao at 00:07Comments(3)私の好きなもの

2007年02月05日

初午 蛸のいなり寿司

今日は初午。理屈は判らへんけど、立春の後の初めての午の日、と言うことらしいです。私がよう判っていることは、お稲荷さんが食べれることICON59
なんでお稲荷さんなのかも、判りまへん。伏見のお稲荷さんで、初午の大祭をしやはるのは知っていますけど、その関係ですやろか。知ったはる人がいやはったら、教えて欲しい事です。



お稲荷さんは、隣で買います。伍十さんです。ここの蛸の入ったお稲荷さんは、美味しいです。蛸の触感もいいし、お揚げの甘さもいいと思います。大きさは少し大きめですかね。意外と合って、これを食べると、蛸の入っていないお稲荷さんは物足りなくなりました。上に花カツヲがかけてあるのも、楽しいです。  

Posted by tao at 23:53Comments(0)私の好きなもの

2007年02月03日

早春の京菓子

AUの新しいCMはですねぇ。なんか、まぶしいような。、かぁ。

昨日母の部屋に水仙をいけました。沢山だと香りがきつすぎると、一束にしたのですが、ちょうどよかったようで、部屋に入るとほんのり香ってきます

二月の天神さんは梅花祭。たいてい気の毒な位の寒さですけど、去年はたしか暖かこうて、よかったなぁと思うた覚えがあります。梅は、お茶の先生がよう月釜を掛けやはった関係もあって、天神さんが馴染みがありますけど、実家に近い白川の梅も好きでした。巽橋あたりです。あと、松尾さんの近くの梅の宮さんがきれいでしたね。

甘楽 花子さんの京菓子も早春です。



これは、初音。象徴的な名前が情景を描き出していきますね。それにふさわしい色彩やと思います。



これは、早春賦。私は好きです。色もはんなりして春が近い感じやし。
あんこの固まりと思い込んだ人が口に入れてビックリされるのは、舌触りの滑らかさ・口解けのよさもええのですけど、あっさりとした中に風味があることです。食べ終わった後に別にお茶を飲まなくてもいいお味やと思います。



これは、華雪。ふんわりした白い部分と二つの口ざわりが面白かったです。  

Posted by tao at 00:36Comments(2)私の好きなもの

2007年01月26日

お茶屋遊び

うちのお客さんで宮川町のお料理やさんがいやはります。ここは、大将のご実家がお茶屋さん。場所柄もあるし、ここのカウンターでよばれている時、舞妓さんと芸妓さんが二組入ってきやはったことがあります。店だしというて、舞妓デビューのご挨拶に回ったはつたんです。そら、はんなりして、ええもんでしたえ

大将に伺うと、お茶屋遊びはけっこう明朗会計みたいです。まず、ルームチャージがあって、舞妓さんたちは、基本は6:30PMから8:00PMまでで、舞妓さん芸妓さん一人につきチャージ25,000円、それと、お料理代ということでした

舞妓さんは一人ではきやはらず、必ず「お姉さん」が一緒みたいです。そやから、最低単位は「お姉さん」と舞妓さん。お姉さんと言うのは、お三味線とかをひいてくれはる、着物に日本髪で無い人のようです。そやから、十人で舞妓さんとお姉さん来て貰ろうて、やったら、料理代+一人5,000円にルームチャージ、けど、うちのお客さんとこみたいな、料理屋さんに来て貰ろうたら、それは要らんことになりますわねぇ。

 

舞妓さんは自毛で結いますが、芸妓さんは鬘みたいです。髪型もいろいろあるけど、舞妓さんはサイドに張り出して顎に向かってすぼまると思います。



沢山きてもらえると、賑やかと言う以外に、できる遊びが増えるという事みたいです。これは「金比羅ふねふね」あと、「

トラトラ
」とかも二人来て貰えば出来るようです。

トラトラと言うのは、加藤清正トラ退治から来ていて、杖を突いているのが加藤清正のお母さん、槍を持っているのが加藤清正、四つんばいなのがトラですねん。

加藤清正は、お母さんにはかなわない。



お母さんは、トラにはかなわない



トラは、加藤清正にはかなわない




という事で、仕切りの左右に分かれ、相手が何に扮して出てくるかで、勝ち負けと言う遊びです。

昔の大学のゼミ仲間が集まって御茶屋遊びを楽しまはりましたが、久しぶりに子供に戻ったような楽しさやったそうです。

気分だけ味あわはるのやつたら、お年越し、節分のときに、このお料理やさんみたいなところに行かはると、芸妓さんたちが「お化け」いうて、色々な扮装をして回わらはるんですて。お料理を頂いていて、来やはるとおひねりをあげるとか、いっぺん観てみたいと思うてます。

喜久屋 駒井さん 075-561-1313  

Posted by tao at 21:53Comments(0)私の好きなもの

2007年01月14日

初寄り もうひとつの近江八幡

大体年末の疲れは小正月頃に取れてきます。少しからだが楽になると、やりたい事が山ほど出てきます。
小正月頃同女の同級生とミニ同窓会をするようになって四年になります。ドイツで通訳・ガイドとして活躍している人、宮大工さん、PCのHP製作とかをしている人、公文の講師をされている方、それぞれですが、一年に一度、七夕さんのように集まります。

企画・連絡はいつも友達に甘え、知らないところに連れて行っていただけるのも、とても楽しみです。錦に篭もっている私には思いもつかないお店ばかりですが、いつも素敵なところです。今年は近江八幡、遠いように思っていたら、地下鉄の国際会館の駅から車で一時間位でした。

大原から琵琶湖大橋に抜けると、春ならさぞかし桜が見事だろうと思える並木を走りぬけると湖岸の道となります。近江八幡の表示が出て直ぐのように思いました。水ヶ浜ポァン・ドゥ・ヴュというお店です。お料理も美味しいし、席もゆったりしています。そして、この眺めです。



ランチメニューは1,575円2,625円4,725円の他に、サンドイッチなどもあるようです。喫茶も出来るようで、今日は日曜日なので満席になっていました。飾っているお花もとても洒落ていて良かったです。

 

お腹が一杯で、直ぐ近くの喫茶店シャーレ水ヶ浜に入る前に、お店の直ぐ横から浜に下りる道をぶらぶらしました。波光がとても綺麗です。

 

ええ天気やつたので、外の席でもそう寒うないです。けど、じっくりお喋りしたい私達には、薪のストーブのログハウスのほうがええということで、粘らせていただきました。帰る頃には、心はすっかり女子高生。こんな感じに晴れ渡ってました。又来年。

  

Posted by tao at 18:10Comments(0)私の好きなもの

2006年12月29日

お正月の京菓子

そうそう、お年始にみえるお客さんに、はなびら餅をもろとかんと。



宮中のお菓子に由来しているという話やけど、私は求肥のなめらかさと、白味噌の餡の風味がとても楽しみなお菓子です。いつもの甘楽 花子さんのですけど、ここのは一味違うと思います。きいてみたら、つこうてる白味噌が違うのやそうです。



上用のんは「和気」なんでかというと、和気清麻呂が護王神社に祀られていて、そのお使いが猪で、来年の干支やからやそうです。きんとんは 御題菓で 菜の海月(なのうみづき)  

Posted by tao at 00:35Comments(0)私の好きなもの

2006年11月26日

寒梅館でお茶



友達から、「今同志社に居るけど、お茶せぇへん?」とお誘いがありました。
どこに行こうかと言う事で、いっぺん行ってみたかった寒梅館の一階に行きました。ここは、私たちの頃は学生会館があったのですが、今は綺麗な建物です。
寒梅館の由来は、創始者の新島襄先生がよまれた漢詩によるのは有名ですが、今は紅葉が綺麗でした。

カフェテリアは変形ですが、ゆったりした感じで座れます。二人でお茶する席、沢山で座る席、色々なタイプの席があります。ランチは五百円でした。
寒梅館は、烏丸今出川の交差点から烏丸通西側を北に歩きます。御所は烏丸今出川から烏丸丸太町までありますし、御所を散策して一服するとかには、ちょうどええなあと思いました。  

Posted by tao at 00:52Comments(2)私の好きなもの

2006年11月26日

アレルギーの人のクリスマスケーキ

ついこないだまで、私はアレルギーを他人事やと思うてました。花粉症で目を腫らし、鼻を紅くされているのを見ても、「気の毒やなぁ」と思うていました。
けど、ある日から咳が止まらなくなり、耳鼻科に行くと「れっきとした花粉症です。眼がゴロゴロしますやろ」と言われ、それからアレルギー人生まっしぐらです。
今は、魚を焼く煙にアレルギーを起こし、喘息発作が出ます。間の悪いことですやろ。そんなわけで、アレルギーの辛さはよう判るようになりました

実家の母は、生牡蠣が好きなのに、駄目で、友達はカニと海老が駄目で、そういうのも可哀想やけど、そないにさいさい(しょっちゅう)頂くもんやないし、しゃあないかなぁと言う所やと思います。けど、卵とかがアカン人は大変ですわねぇ。


お母さんが家でケーキまで手作りしたはるのを聞いたりします。偉いなぁと思うけど、常やのうて、お誕生日とかクリスマスとかに綺麗なケーキ欲しいですわねぇ。

私のよく行くカトリーヌさんは、管理栄養士の資格を持っているので、何にアレルギーが出るかを伝えて相談に乗ってもらえます。幾つかのパターンはあるのですが、オーダーメイドも出来ます。

楽しいクリスマスを迎えましょ。  

Posted by tao at 00:13Comments(0)私の好きなもの

2006年11月03日

京菓子の紅葉


暖冬で紅うならへんのと違いますかとの噂しきりの紅葉。もう少し紅いかと思うて来やはる方にはお気の毒と思います。けど、大体人に聞かれたら、十二月のかかりにおしやすと言うて居ます。かかりやったら、人混みもマシやし、まだ紅いし。
紅葉山と龍田姫。待つ身には心動かされる名前ですね甘楽 花子さんのお菓子です。烏丸丸太町にありますから、御所の一般公開の帰りにちょっと休憩するにはちょうどいい場所ですね。下御霊さんのお水で入れたまったりしたお煎茶やお抹茶で、こちらもまったりという感じです。
  

Posted by tao at 23:29Comments(0)私の好きなもの

2006年10月19日

中秋の京菓子 栗きんとん

北朝鮮の問題で松茸が高こうなっているとか。そやけど、若い人は松茸のこと、そない気にしやはらへんのンと違いますやろか。折角はりこんで松茸のすき焼きしたのに、子供は松茸には見向きもせんと、お肉ばっかり食べてたて、怒ったはった人がありましたし。
秋の味覚て、今やったら何ですやろね。今は観光客の人が夏に千枚漬くれて、お漬けもんやはんに来やはる時代。季節感ていうて、無くなって来ているけど、秋刀魚はやっぱり今が美味しいです。そういうもんは、いろいろありますしねぇ。
「もう終わるン違うやろか」と、戴くたびにハラハラ・ドキドキするのンが、甘楽 花子の栗きんとん。夫婦でコツコツと、丹波から送ってもらった大きい栗を手で剥いて、炊いて、丹波で栗の収穫が終わったら、おしまい。その潔さというか、もうすこし、なんとかしたらええのにと思ったり、そこがエエのやわと思ったりします。



見た目は愛想の無いくらい、普通のきんとんですただし、栗色の。口に入れると栗の香りがふわっと広がります。くどくない、ほどのよさの美学が花子さんのお菓子にはあるような気がします。飾りに栗がのっていたり、栗をのせたから栗きんとんというものと、いろいろありますけど、要は作らはる人の美学と、食べやはる人の美学が一致したらええのかもしれません。
松屋常盤さんのきんとんを上手に食べれたらお茶人として一人前とか昔聞きましたけど、ここのきんとんも、難しいです。作りたてやし、柔らこうて。固まった食べやすいきんとんと、お好みですやろねぇ。栗きんとんと、もうひとつ紅いのは、もみじですやろね。

  

Posted by tao at 00:19Comments(2)私の好きなもの

2006年09月28日

器あそび

博多の知人が「京都の人は、食器はどんなところで買うの?」と聞きました。「うーん、年に二回のたち吉の赤札市とかぁ、陶器市とかぁ、香典返しとかぁ、あと、店で使うのは数が要るし、よく割るし、百均もアリやねぇ」



けど、ポッと一目惚れというのも、ありますよね。器を見て、どうしても欲しくなる事。最近あった一目惚れは、高校時代の同級生のご主人が作られた器でした。
神崎継春さん、信楽の作家さんやそうです。去年秋の個展に寄せていただいて、耳付きの信楽焼き花器に一目惚れ、胸の高まるまま、信楽まで行ってしまいました。穴窯で焼かれたもの、普通の窯で焼かれたもの、違うものでありながら、なにか一本同じものが通っているように感じました。
昔うちのお祖父さんが愛用されていたのは、金襴手の蓋物とか、伊万里の皿とかですけれど、今の私が惹かれる器は、黄瀬戸や織部です。温かい包み込むような肌、何を盛ろうかと考えてしまう使い勝手の良さが魅力です

去年の秋の信楽行きはうつくしい紅葉で彩られた記憶で、私の心を癒してくれますが「又今度」は、なかなかです。そんな時、高島屋のギャラリーで、神崎継春さんが出展されると聞き、わくわくしています。三日までなので、なんとか行けるかなぁと思っています。



ご案内を戴いてみると「四季の味」で使われているのだそうです。そんなに、すごい人やったンか・・・と思いつつ、あれこれ今日も盛ってみています。
  

Posted by tao at 00:00Comments(0)私の好きなもの

2006年09月24日

京菓子の名月

お彼岸さんでお墓詣りに行きますと、うちの昔のご先祖様のいらっしゃるお墓は、お水を汲むのがまだ手押しのポンプなので、行く度に楽しくなります。
うちのご先祖様は代々鳥屋六右衛門と名乗っていたので、お墓も鳥六とかいてあります。魚屋なのにどうして鳥なのかと言うと、鳳屋と名乗っていたのを天子様に恐れ多いと変えたのだと聞いています。1700年代の事です。
主人は、彼の岸が近づくからお彼岸さんにはお参りに行くのだといいますけど、それと、お彼岸さんにつきものの、おはぎはどうなっているんでしょう。萩の花の美しい頃だからでしょうか。

「暑さ・寒さも・・・」の言葉通り、朝夕は涼しくなってきました。快い夜風にふかれながら、お月様を探したりします。大覚寺の名月祭に、いつか行ってみたいなぁと思いますが、なかなか叶いません。
お庭からはアーケードで見えないのですが、天窓から見えることがあります電気もつけていないのに、なんや明るいなぁと見上げると、こうこうとお月様が輝いているのです
昔ホテルフジタの屋上で名月の会をされた事がありました。お茶の先生の社中で借切ったのでした。なだらかに続く東山がフジタからはよく見え、そこに上るお月様が美しかった覚えがあります。

そんな名月のお茶会でよく戴いたのが、こんな生菓子です。小芋をお供えすることから、小芋に似せたものは、愛らしくていつも笑ってしまいます。あんまり、そっくりのものより、ざんぐりと風情を出したこういうものの方が私は好きです。



生菓子はどちらも甘楽 花子さんのですが、花子さんでもっとも我が家で好きなのが、こういった上用菓子です。こなしとか、流しもの、きんとん、それぞれに美味しいけど、誰に上げても、上用は違うと言われます



聞いてみたら、皮に山芋がたっぷりと使われているのだそうで、その皮をお好きな方が皮を分厚くしたのンを別注で言われるとか。けど、やっぱり、風味はしっかりとあるのに、研ぎ澄ましたような上品な漉し餡とは、薄い皮のほうがバランスがええように思いますけどね。分厚い皮でしたら、花子さんのでも、粒餡のほうが、合うのと違いますやろか。まあ、お好みですけどね。
  

Posted by tao at 11:03Comments(0)私の好きなもの

2006年09月01日

夏の名残

子供の頃の夏の名残といえば、陽に焼けた肌でした。久しぶりに会った友は、皆真っ黒でした。
夏休みの社会の宿題に中一の私は清水さんを選び毎日通いました。と言っても、立て札を写してばかりだったような気もしますが。夏の事ですから、ある日、天にわかに掻き曇って夕立となり、私が駆け込んだのは、地主神社さんでした。抜け出したとか言う伝説のある龍の眼が、稲光に光り,一人ぼっちでとても怖かったものでした。

今は、買い物もアーケードの中で済むので、錦に篭もったような毎日です。夏の名残といえば、もうなんとなく気分でなくなった風鈴であったり、少しだけ花の残っている朝顔であったり、少し色褪せた畳の縁であったりします。夏物の服を片付けるには暑く、朝・夕はすこし、ひいやりしています。虫があちこちで鳴いています。

夏の疲れを癒すのに、私がもう一度行きたいと思っているのが嵐峡館。渡月橋から送迎の船に乗せて頂いて行きます。まず、ゆっくりお風呂に入れるのも嬉しいでしょう。昼食の後に入浴というのが多いですものね。
露天風呂もあります。保津川を眺めながらの入浴です
部屋からも保津川が見えます。時々保津川くだりの船が通ります。お風呂上りに、食事を戴きながらトロッコ列車や船に手を振ります。ゆっくりさせていただいて、去年は3,500円でした。今年も行きたい・・・と思いながら、仕事に追われる毎日です。
  

Posted by tao at 23:40Comments(0)私の好きなもの

2006年08月28日

京菓子の小さな秋

夜自転車を走らせていると、あちこちから虫の音が聞こえます。暑い、暑いと言うても、季節は少しずつ秋となっていきます。
あんなに青々していた木々の緑が、少しずつ、夏の疲れのようにくすんできて、色とりどりの秋の花が待たれるようになりました。廬山寺の桔梗梨木神社やねねの道の萩、そう思うと心が弾みます。

そんな時、京菓子の花々を見ると、嬉しくなります。色づき始めたような「桔梗」黄色いのは「月見草」はんなりした三角は「萩の宿」烏丸丸太町、御所の直ぐ近くにある「甘楽 花子」のお菓子です。



葛饅頭もひいやり、つるつるして美味しかったし、きらきらしたギヤマンのようなお菓子も美味しかった、蒼空を映したような流し物も好きやった、けど、もう終わりやなぁ、又来年やなぁと思うこのごろです。  

Posted by tao at 23:01Comments(2)私の好きなもの

2006年07月14日

パティシェは管理栄養士

今日、中学・高校の同級生がケーキを差し入れに持ってきてくれましてン。
彼女は丸太町油小路でカトリーヌというお店を持っています。ここでお店を開くまでは、フランス留学に行ったり、ホテルやケーキショップで働いたりしていました。

彼女のキャリアはちょっと変わっていて、官休庵さんで懐石料理教室の助手をしていました。そこでは、いろいろな一流の和・洋・中やケーキ屋さんが講師に来られ、そこでこの道に進む事を決心して、訓練校に行ったんやないかと思います。

彼女の作るケーキは華やかではないけど、卵から選んだまじめなケーキです。


私も教室に通っていたので、よく二人で御所を抜けて歩いて帰りましたっけ。
教室は西陣にあったので、織り機の音を聞きながら通いましたが、今でもあの音は健在なのでしょうか。

彼女に今ねだっているのは、コレステロールを気をつけるようお医者様に言われている中・高年向けのお菓子です。管理栄養士の彼女なら、出来ると思うンやけど。アレルギーの人にも食べれるケーキをオーダーで作っている事やしねぇ。  

Posted by tao at 00:15Comments(4)私の好きなもの

2006年07月07日

七夕の京菓子



今日ドキドキするような美しいお菓子をいただきました。

お茶会に使われる生菓子ですから、名前があるのです。

    織姫と天の川

葛饅頭が織姫。流し物が天の川。
織姫はたぶん糸巻きで象徴的に表しているんでしょう。天の川は、夏の明るい空に輝く姿を現しているンやないかなと思います。そのものズバリでないとこが、ええと思いますけど。

そうや、明日は七夕やったわ。雨が降ったり止んだりのお天気では、二人はデートできはるのやろか。気になる空模様ですよね。

お菓子屋さんは「甘楽 花子」花子と書いて「はなご」と読みますねン。ご主人は武者小路千家御用達の菓子司の生まれ。出来立ての生菓子をお茶席でなくても食べれるように、いうことです、て。

お店の場所は、御所のほんねき(すぐ近く)。烏丸丸太町の地下鉄あがってすぐです。白いのれんにきっぱりと「甘楽 花子」と書いてあります。お茶席を思い出す下地窓があったりします。
お菓子はそこでいただけます。お抹茶とお煎茶と、どちらも一保堂さんです。お水は下御霊さんからくんだはるとか、なかなか凝ったはります。簡単なお床があって、季節の掛け物があるのも、楽しみです。

花子では七夕のお菓子は七夕までやそうです。  

Posted by tao at 00:21Comments(0)私の好きなもの