2007年09月06日
京舞の夕
芸術の秋て言いますけど、やっぱり、ちょっと、なんやしらん、行きとうなるのが舞の会。
これは、昔、お稽古してたからかもしれません。
全然筋がのうて、お師匠はんもげっそりしたはったことですやろ。
けど、祗園の歌舞練場の、小さいほうで、よう会がありましたのが、秋、です。
小学校にも行ってへんような子供もいたことで、拝見するのに飽きるとお庭でよう遊んでおりました。
あの頃大きなお庭と思えたのに、今、都をどりで行くと、まあ、ふつうですやろか。 続きを読む
これは、昔、お稽古してたからかもしれません。
全然筋がのうて、お師匠はんもげっそりしたはったことですやろ。
けど、祗園の歌舞練場の、小さいほうで、よう会がありましたのが、秋、です。
小学校にも行ってへんような子供もいたことで、拝見するのに飽きるとお庭でよう遊んでおりました。
あの頃大きなお庭と思えたのに、今、都をどりで行くと、まあ、ふつうですやろか。 続きを読む
2007年06月27日
東北からの旅人
ななかまどです。
キレイですやろぅ。
先日の「花の会」で、出会いました。
これから暑うなっていくというのに、日本にはこんなに涼しいとこがありますのやねぇ。
岸さんが言うたはりました。
「可哀想に。どっかの山の上で機嫌ようしていたのに、切られて、箱に詰められて」
けど、このななかまどは、岸さんに大事に水揚げしてもろうて、ゆっくり休んでたんやろうと思います。
命の輝きを私達に魅せてくれはりました。 続きを読む
2007年06月25日
うずうず
子供が待ち焦がれるように、ひたすら楽しみにしていた岸さんのお花会に寄せていただきました。岸さんも、会場の光泉洞さんも、雨男・雨女やとかで、今日も雨でしっとり・・・
近づいてくるとドキドキしてきました。
表は紫陽花をいけたはります。
紫陽花と、光泉洞さん、ほんまに雨によう合うてます。 続きを読む
2007年06月21日
2007年06月05日
木版画展
今年も叔父から木版画展のご案内を戴きました。

朝日カルチャーセンターの木版画教室の生徒さんの作品展といえば、簡単な感じがするんですけど、なかなかどうして・・・
蛙は叔父の暑中見舞いですけど、面白いと思わはりませんか?
皆さんそれぞれ作風も異なり、毎年楽しみにしています。
2007.6.5(火) ~ 6.10(日) AM11:00 - PM6:00
但し最終日はPM5:00まで
ギャラリー きむら 寺町御池下る 075-223-5552


朝日カルチャーセンターの木版画教室の生徒さんの作品展といえば、簡単な感じがするんですけど、なかなかどうして・・・
蛙は叔父の暑中見舞いですけど、面白いと思わはりませんか?
皆さんそれぞれ作風も異なり、毎年楽しみにしています。
2007.6.5(火) ~ 6.10(日) AM11:00 - PM6:00
但し最終日はPM5:00まで
ギャラリー きむら 寺町御池下る 075-223-5552
2007年06月04日
初夏の京菓子
今日はお昼から暑うなって、焼き物をしているときつうなってきました
今からこんなんでは、先が思いやられます
一番好きな京菓子は上用のハズ、なんですけど、こうなつてくると、葛系がいちばん、という気になってきます。
例えば、こんな・・・
水葵
つるんとした外見は、そのまま舌触りに

次に漉し餡の洗練された甘みが、口の中に広がります。
驚いた事に、三色の餡が、中でも綺麗に分かれていました。
続きを読む
2007年05月30日
訪問鳩
我が家の朝は、鳩と雀がご飯の催促に来ますねン。
日曜日朝寝坊していると、寝ている部屋の窓まで来て、ないて催促です

鳩はキジバト。
羽根が緑やのうて、茶色です。
たいていつがいで来て、仲のええこと

2007年05月27日
コーヒーを上手く淹れたい
今日は主人は早朝ゴルフでお友達と大原へ。
四時の待ち合わせで行きました。
こちらは例によって寝たのが一時を回っているので、付き合って起きるつもりはないものの、ちゃんと起きているのか気になるのか、何回も眼を覚まします。
ゆっくり朝寝としたいところですが、ヘルパーさんが来られたりするので、そうもいきません。
いつものように起きて、自分のためのコーヒーを淹れます。
いまごろ、大原の朝露で濡れた重ーいグリーンでパターを打ったはるやろか、緑滴る中でティショット中やろかと想いをはせます。
普段は従業員の人の朝食用に淹れるのと、お客様用と。 続きを読む
四時の待ち合わせで行きました。
こちらは例によって寝たのが一時を回っているので、付き合って起きるつもりはないものの、ちゃんと起きているのか気になるのか、何回も眼を覚まします。
ゆっくり朝寝としたいところですが、ヘルパーさんが来られたりするので、そうもいきません。
いつものように起きて、自分のためのコーヒーを淹れます。
いまごろ、大原の朝露で濡れた重ーいグリーンでパターを打ったはるやろか、緑滴る中でティショット中やろかと想いをはせます。
普段は従業員の人の朝食用に淹れるのと、お客様用と。 続きを読む
2007年05月03日
水のダンス
錦は観光客で身動きできないくらいです。
仕事に追われ、追われの時間の隙間に、思い出す風景のひとつが、これです。
琵琶湖ホテルからの琵琶湖の夜景です。
噴水はライトに照らされ、大きくまとまったり、別れたり、まるで踊っているようです。
2007年05月02日
2007年05月01日
2007年04月30日
2007年04月24日
心のよすが
錦を歩く時、如何に早く、しか思うてへん事が多いンですけど、お花屋さんでは、100%首がそっちを向いてしまいます

時に、「自分にこ褒美」を買うてしまいます。
これは、岸さんの作品です。
こんな贅沢をしてええのやろか・・・と思いつつ、眺めています。
昨日のお花会を思い出しつつ。
ええ目のお正月さしてもろうたわぁ。
たとえば、もし、この作品が畳の上やのうて、クロスの上やったらと考えると、全く異質な作品になるように思えませんか。
2007年04月16日
宮川町でごはん
日曜の昼下がり、南座前で待ち合わせです
加茂川の桜並木

は、まだまだ残っていました。
本当にいいお天気
宮川町の「喜久屋 駒井」さんまで、桜の脇を歩きます。
宮川町は「京おどり」の最中で、華やいでいます。
「京おどり」は七日から、二十二日まで、短いのは宮川町場合舞妓・芸妓さんが全員出やはるからやそうです。
お茶席もあります。

喜久屋 駒井さんの食事は、こんな感じです。



デザートはゴマのプリンでした。
この他に、筍ごはん、天ぷら、手打ちのお蕎麦で3,670円でした
おどりの前に戴くもよし、観てから、おどりの話をしながら楽しむもよし、ですね。
春は、都をどりの他、上七軒の北野おどり、先斗町の鴨川おどりと様々あり、その街により雰囲気も全く変わります。
いろいろに楽しみたい春です。

加茂川の桜並木



本当にいいお天気

宮川町の「喜久屋 駒井」さんまで、桜の脇を歩きます。
宮川町は「京おどり」の最中で、華やいでいます。
「京おどり」は七日から、二十二日まで、短いのは宮川町場合舞妓・芸妓さんが全員出やはるからやそうです。
お茶席もあります。
喜久屋 駒井さんの食事は、こんな感じです。
デザートはゴマのプリンでした。
この他に、筍ごはん、天ぷら、手打ちのお蕎麦で3,670円でした

おどりの前に戴くもよし、観てから、おどりの話をしながら楽しむもよし、ですね。
春は、都をどりの他、上七軒の北野おどり、先斗町の鴨川おどりと様々あり、その街により雰囲気も全く変わります。
いろいろに楽しみたい春です。
2007年04月15日
ほっこりしたら穴場へ
ほっこりしたら、ふと建仁寺さんに行こか、て思います。
誰かて知ったはって、今更ながら、と言う感じですけど、ノンビリできるところです。
敷地面積が広い割には、人が居ませんし、緑がいっぱいですから。
心地よい風を受けながら、緑陰でノンビリお喋りするのがいい季節になりました。

桜の木は何本かありましたが、染井吉野は葉桜となりつつあります。
お茶を日本に持ち帰られたという栄西禅師の碑のところの枝垂れが綺麗でした。
本坊が公開中ですし、なかでもゆっくりできます。
なにしろ、広いのです。
法堂には、小泉淳作画伯の書かれた「双龍図」が公開されています。
ここも、高い天井でひんやりし、ほのかな明かりの中でぼんやりしていると、落ち着きます。

道は、花見小路を南に行こうとすると人が多いので、縄手から四条より二筋目を東に入ると建仁寺さんにでます。
込んでいるのを構わずお茶を飲もうと上に行くと、どのお店も満席・行列ものでした。
ふと、思い出して金竹堂の西の露地を入ると、TOTOと言う喫茶店がありました。
地元の人しか来ないお店のようで、ホットが420円で、ジノリやウエッジウッドで戴けるのです。
唯、可愛いテリアが二匹いるので、犬嫌いには無理でしょう。
好きなものには
誰かて知ったはって、今更ながら、と言う感じですけど、ノンビリできるところです。
敷地面積が広い割には、人が居ませんし、緑がいっぱいですから。
心地よい風を受けながら、緑陰でノンビリお喋りするのがいい季節になりました。
桜の木は何本かありましたが、染井吉野は葉桜となりつつあります。
お茶を日本に持ち帰られたという栄西禅師の碑のところの枝垂れが綺麗でした。
本坊が公開中ですし、なかでもゆっくりできます。
なにしろ、広いのです。
法堂には、小泉淳作画伯の書かれた「双龍図」が公開されています。
ここも、高い天井でひんやりし、ほのかな明かりの中でぼんやりしていると、落ち着きます。
道は、花見小路を南に行こうとすると人が多いので、縄手から四条より二筋目を東に入ると建仁寺さんにでます。
込んでいるのを構わずお茶を飲もうと上に行くと、どのお店も満席・行列ものでした。
ふと、思い出して金竹堂の西の露地を入ると、TOTOと言う喫茶店がありました。
地元の人しか来ないお店のようで、ホットが420円で、ジノリやウエッジウッドで戴けるのです。
唯、可愛いテリアが二匹いるので、犬嫌いには無理でしょう。
好きなものには

2007年04月15日
酒司 飛鳥さんの移転

行きたいと思いながらずっと行けていないお店があります。
木屋町の酒司 飛鳥さんです。
無断で使わせていただきましたが、これは、切り絵です。
オーナーの風貌が、やや老けている以外は、店の雰囲気をよく伝えていると思います。
私達にこのお店を教えてくださったのは、ご近所の方ですが、多趣味で面白い方でした。
今はもう無くなった河原町蛸薬師の本屋さんで、バッタリお逢いしたのです。
飛鳥さんは、言ってみればショットバーです。
ただし、京都式というのか、辛口です。
飛び込みで入って、騒ぐことを許さない雰囲気がありました。
トム・クルーズの「カクテル」みたいな華やかさはありません。
カクテルはとても美味しいのですが、種類は多くありません。
凄いお酒が並んでいるそうですが、積極的にそうされているのではなさそうです。
でも、氷は角氷をピックで割られるし、ひとつひとつ、納得のいくものを使われています。
スタンダード、というのが、このお店の一貫した姿勢だと思います。
オーナーは、いつもこの絵の通りの姿で立っておられました。
話の相手をしないわけではないのですが、あくまで脇役に徹しておられました。
私達は、窓から見える景色を見ながらお酒を戴きました。
高瀬川に面しているので、春には満開の桜が見えました。
行く事ができなくても、心の中にはいつもあったお店です。
その飛鳥さんが、お向かいに引っ越されると知りました。
とても、ショックです。
いまはなかなか行けないけど、いつかと思っていたところが、ひとつなくなるような感じです。
ただ、慰めになるのは、オーナーの見識で新しく作られるお店なら、間違いの無いお店だろうということです。
四月の末には瓢正さんのお隣に新店がオープンするようで、いつか行きたいなと思っています。
2007年04月14日
京菓子 花の頃
今夜十時ごろ、えらいキツイ雨がふりましてン。
ひゃぁ、これで桜が散ってしまうわぁ
今日は、そうでのうても、風がきつうて、花吹雪でしたし。
花びらを手のひらにつかむと、幸せをキャッチできると昨日教えていただいたので、やってみなと思うていますけど。
その桜が水辺に舞い落ち、流れていくと花筏はないかだ
私の大好きな上用です。

ういろうのおまんは、花房はなふさ
これは、藤の花をイメージしているのですやろかね。
宇治の平等院が綺麗ですけど。

もうじき、松尾さんのお祭りですけど、先祭りは、お神輿が船に乗って桂川を渡ります。
あたりには菜の花が咲きみだれ、のどかな春らしい景色が大好きです。
この、野面の色のものいろは、私にそんなことを思わせます。

お菓子はいつもの、甘楽 花子さんです。
ひゃぁ、これで桜が散ってしまうわぁ
今日は、そうでのうても、風がきつうて、花吹雪でしたし。
花びらを手のひらにつかむと、幸せをキャッチできると昨日教えていただいたので、やってみなと思うていますけど。
その桜が水辺に舞い落ち、流れていくと花筏はないかだ
私の大好きな上用です。
ういろうのおまんは、花房はなふさ
これは、藤の花をイメージしているのですやろかね。
宇治の平等院が綺麗ですけど。
もうじき、松尾さんのお祭りですけど、先祭りは、お神輿が船に乗って桂川を渡ります。
あたりには菜の花が咲きみだれ、のどかな春らしい景色が大好きです。
この、野面の色のものいろは、私にそんなことを思わせます。
お菓子はいつもの、甘楽 花子さんです。
2007年04月01日
きょうの味どころ
高島屋さんの地下に「きょうの味どころ」があるのを、知ったはる人は、多いのですやろか。
週替わりで、いろいろな京料理のお店のお昼がいただけます。
お値段は、お店によって週ごとに変わるようで、お弁当の時は3,500円、ミニ会席の時は5,000円くらいやったと思います。

元々は、おかず売り場の辺にありましたけど、三回目の引越しで、うんと移動しました。
今度のお席は前よりゆったりしていて、車椅子の母でも連れてこられる、バリアフリーです。
今日私達が番頭さんと寄せていただいたのは、うちのお客さんの「井傳」さんが、だしたはったからです。
自分達の仕入れた魚が、綺麗にしてもろうて、出世した姿を見るのは、魚屋にとって何よりの喜びですし、ええ勉強になります。
「ああ、そやから、あんまり大きいないほうが、ええのやな」みたいに。


お造りの充実しているのは、魚屋でもビックリしました。
平目は生雲丹を芯に巻いてあり、活烏賊は若竹の姫皮で合えてあります。
それと、かつを。
蛍烏賊が酢味噌で合えてあるのは、お決まりですけど、山芋の小さいサイコロが入っているのが面白く、蛍烏賊も、ちゃんと、本物の滑川のよく肥えた蛍烏賊で、もちろん、きちんと目玉やくちばしや軟骨を掃除してあります。
冷凍物の蛍烏賊で、掃除せずそのままのものを平気で出したりしてられたりして、それで、初めて食べやはった人が嫌いにならはるのは、悲しい話です。
これは、ガラスの器でした。
他にも、鱒の美味しさには「紺屋の白袴」を感じました。
さんざん鱒は見ていますけど、ほんまもんの鱒はおかずにして口に入ることはない高価な魚です。
その風味には、感動物でしたし、木の芽和えが、季節物とは言いながら、桜の雪洞の器で楽しかったり、京料理の楽しさを感じたお弁当でした。

仕上げは竹の子ご飯。
おつゆが凝っていて、アサリのしんじょでした。
蓬の玉生麩というのも、つるつるした触感で面白かったです。
デザートは夢中で食べてしもうて、写真を撮るのを忘れてしまいました。
いつも洒落たリキュールで風味付けしたゼリーです。
美味しゅうございました

ゆったりと楽しめる「きょうの味どころ」ですけど、早めに行かはるか、予約を入れとかはるほうが無難みたいです。
十一時から二時くらいと言うことみたいですけど、実際はもっと早う売り切れるみたいです。
週替わりで、いろいろな京料理のお店のお昼がいただけます。
お値段は、お店によって週ごとに変わるようで、お弁当の時は3,500円、ミニ会席の時は5,000円くらいやったと思います。
元々は、おかず売り場の辺にありましたけど、三回目の引越しで、うんと移動しました。
今度のお席は前よりゆったりしていて、車椅子の母でも連れてこられる、バリアフリーです。
今日私達が番頭さんと寄せていただいたのは、うちのお客さんの「井傳」さんが、だしたはったからです。
自分達の仕入れた魚が、綺麗にしてもろうて、出世した姿を見るのは、魚屋にとって何よりの喜びですし、ええ勉強になります。
「ああ、そやから、あんまり大きいないほうが、ええのやな」みたいに。
お造りの充実しているのは、魚屋でもビックリしました。
平目は生雲丹を芯に巻いてあり、活烏賊は若竹の姫皮で合えてあります。
それと、かつを。
蛍烏賊が酢味噌で合えてあるのは、お決まりですけど、山芋の小さいサイコロが入っているのが面白く、蛍烏賊も、ちゃんと、本物の滑川のよく肥えた蛍烏賊で、もちろん、きちんと目玉やくちばしや軟骨を掃除してあります。
冷凍物の蛍烏賊で、掃除せずそのままのものを平気で出したりしてられたりして、それで、初めて食べやはった人が嫌いにならはるのは、悲しい話です。
これは、ガラスの器でした。
他にも、鱒の美味しさには「紺屋の白袴」を感じました。
さんざん鱒は見ていますけど、ほんまもんの鱒はおかずにして口に入ることはない高価な魚です。
その風味には、感動物でしたし、木の芽和えが、季節物とは言いながら、桜の雪洞の器で楽しかったり、京料理の楽しさを感じたお弁当でした。
仕上げは竹の子ご飯。
おつゆが凝っていて、アサリのしんじょでした。
蓬の玉生麩というのも、つるつるした触感で面白かったです。
デザートは夢中で食べてしもうて、写真を撮るのを忘れてしまいました。
いつも洒落たリキュールで風味付けしたゼリーです。
美味しゅうございました


ゆったりと楽しめる「きょうの味どころ」ですけど、早めに行かはるか、予約を入れとかはるほうが無難みたいです。
十一時から二時くらいと言うことみたいですけど、実際はもっと早う売り切れるみたいです。
2007年03月25日
花色羹
今日のお供えは、花色羹はないろかんです。
桜色が、もうじきの桜を想わせます。
桜を想わせるのに、形から入るのでなく、色から入っているのですね。
むかし拝見したお能の「葵上」で、彼女は登場せず、小袖?で象徴されているのが、とても印象的でしたけど、甘楽 花子さんのお菓子は、そういう風に面白いと、いつもながら思います。
この上用は、桜の焼印があり、左下にちょっとだけ、ほんのり桜色です。素っ気ないと思う方もあるやろし、それは、とりようですやろね。
それにしても、お茶を点てるのが下手になったこと。
こんなのを、亡くならはった先生が見やはったら、なんて言わはるやろ。

「怪我でもおしやしたか?」
「えらい、せかはりましたなぁ」
2007年03月07日
春風献上
♪ 春は名のみの 風の寒さよ~ ♪
暖かこうなってから、寒うなると、堪えます
お水取りまでの辛抱やー
番頭さんの毎年の科白です。
そうでも思わんことには、辛抱でけへんかもしれません。
お水取りが終わっても、やっぱり寒いのです。
今度は
暑さ、寒さも彼岸までぇーー
それでも寒いと、これも毎年の事で
やっぱり、比良八講、荒れ仕舞いやぁー
そう言わはると、必ず私が
そやけど、花冷えて、言いますえ
はよ、桜が咲かへんやろかなぁ
春を待ち焦がれる日々、一足早い春風を戴きました。

これは、春の風ですて。
こなしと言う、京菓子の種類です。

これは、淡雪。
昨日の夜ふったのが、そうですね。
「春の 淡雪ぃー」と言う小唄がありました。
ピンクのきんとんの上に、白い雪がぱらりと。

最後は、皆大好きな甘楽 花子の上用。
春霞ですて。
薄い皮なのに、その存在感は凄いです。
これがあってこそ、ほろほろと口の中で崩れていく漉し餡がいきるのですやろね。
花の焼印を押しただけの、そっけないほどの潔さは、又、お能を思い起こさせます。
暖かこうなってから、寒うなると、堪えます

お水取りまでの辛抱やー
番頭さんの毎年の科白です。
そうでも思わんことには、辛抱でけへんかもしれません。
お水取りが終わっても、やっぱり寒いのです。
今度は
暑さ、寒さも彼岸までぇーー
それでも寒いと、これも毎年の事で
やっぱり、比良八講、荒れ仕舞いやぁー
そう言わはると、必ず私が
そやけど、花冷えて、言いますえ
はよ、桜が咲かへんやろかなぁ
春を待ち焦がれる日々、一足早い春風を戴きました。
これは、春の風ですて。
こなしと言う、京菓子の種類です。
これは、淡雪。
昨日の夜ふったのが、そうですね。
「春の 淡雪ぃー」と言う小唄がありました。
ピンクのきんとんの上に、白い雪がぱらりと。
最後は、皆大好きな甘楽 花子の上用。
春霞ですて。
薄い皮なのに、その存在感は凄いです。
これがあってこそ、ほろほろと口の中で崩れていく漉し餡がいきるのですやろね。
花の焼印を押しただけの、そっけないほどの潔さは、又、お能を思い起こさせます。